ライトブルー
ライトブルーは狂気の色。
きっと、何も知らない純粋と、それゆえの残酷さが混ざり切った色。
死ねたらいいなと思う。
誰かの心に一生の傷を残せると思えたから。
そんな苦くて、ほんの少しだけしゅわっとする炭酸水のような色。
誕生日を祝うのは私ではないこと、わかっている。
だけど祝いたい。
電子の海でおぼれた私ができることは、それくらいしかないってこと、
知ってるんだ。
夢に出てきた君は、
なんともかすんでいるけれど、
切なそうに微笑んでいた。
思い出すだけではち切れそうな心。
苦しいの、苦しいの、飛んで行け。
馬鹿みたいでしょう?
でもライトブルーに恋しているの。